金属石鹸とは、お風呂などで見かける白っぽい汚れで石鹸カスなどとも呼ばれています。手で触るとザラザラしているのが特徴で、普段使いのお風呂用洗剤で擦ってもほとんどキレイにならないやっかいな汚れです。

金属石鹸は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムや身体を洗った際にでる汚れと石鹸の成分と結合したものであり、石鹸カスとも呼ばれます。

体を洗ったタオルなどを洗面器の中で洗うと、白っぽい汚れが浮くことがあります。

「体の垢が落ちた!」と思われるかもしれませんが、その汚れこそ石鹸カスであり、水に溶けない性質のため浮かび上がってきているものです。

泡を流しても、石鹸カスは溶けることがないので、桶はもちろん、浴室のイスや床、浴槽、鏡、シャンプーなどのボトルなどにも付着します。

毎日お風呂を洗っているのに、石鹸カスがひどくなる…と思いませんか?

石鹸カスは通常のお風呂用洗剤ではほとんど落とすことができません。なぜなら、石鹸カスがアルカリ性なのに対し、多くのお風呂用洗剤は中性だからです。

当然、カビキラーもダメです!(カビキラーはカビを除去するためのもので、桶や浴槽の素材によっては変色する場合があります。

石鹸カスをキレイにするには、アルカリ性であることを意識しなくてはいけません。小学校の理科の授業で教わったとおり、アルカリ性の反対は酸性です。石鹸カスには酸性のものを利用しましょう



なぜ汚れが発生するのか?

室内を舞う小さなホコリは、屋外から入り込んだり、室内で発生したチリが集まったりしてできています。

ホコリは、人が動いたときや、扇風機やエアコンなどの風によって、舞い上がったり下に落ちたりして場所を移動します。

家具の上や裏側にホコリが溜まりやすいのは、このようにホコリが室内の風によって移動しているからです。

最終的に、風が起こらない静かな場所に溜まります。

ホコリの原因は、多岐にわたっています。

服や布団などの綿ホコリや砂埃、食べ物のカス、抜け毛などがあります。

花粉やカビの胞子、タバコの煙などの目に見えないものもあります。

ホコリは単なるゴミと思われがちですが、ホコリの中に含まれる物質が、アレルギーを引き起こす原因となる場合もあるのです。

汚れはホコリのうちに取ることが大事

見えやすい場所や、手が届きやすい場所に溜まったホコリはすぐに掃除をしても、家具の上などの高い場所や、家具の裏側のような手が届かない場所にあるホコリは、ついつい放置してしまいがちです。

ホコリは先にご紹介したとおり、中に含まれる物質によってアレルギーが引き起こされることもあります。

また、ずっと形状が変わらないわけではなく、水分や油分など別の物質が加わると形状が変わり、こびりついて掃除がしにくくなってしまいます。

このようなことから、ホコリは見つけたり、存在に気付いたりしたときに、すぐに掃除をすることが望ましいのです。

頑固な汚れになる前の、ホコリの状態のときに掃除をすれば、簡単に取り除けます。

掃除の仕方は汚れの種類によって変わる

掃除場所や汚れの状態・種類によって掃除の方法が異なります。

汚れの状態を知ることが、掃除を簡単・ラクにするコツです。

例えば、雑巾の水拭きで落とせる簡単な汚れも、そのことを知らないと洗剤をつけてブラシでゴシゴシと力を入れてこすって掃除するかもしれません。

時間や手間もかかるうえ、素材を傷つけてしまう可能性もあります。

どのような種類の汚れなのかを知っているか知らないか、というだけで、こんなにも掃除の方法がかわってしまうのです。

家中の掃除をしたいけど、どの程度の掃除をすれば汚れが落とせるのかがわからない、という場合にはご自分で掃除をするのはとても大変です。

汚れについて知らずに掃除をしてしまうと、実際に必要な掃除の方法よりも数段、大変な方法を選んでしまいそうです。

まずはプロに掃除を依頼してみるのも、ひとつの解決法です。